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2015年10月28日 [家系図]

2月晦日

うるう年は4年に1回やってきます。うるう年については、西暦を4で割り切れて、オリンピックとアメリカ大統領選挙がある年と覚えているのが一般的かと思います。
なぜ、今回、うるう年の話をするのかといいますと家系図に関係しているからです。古い戸籍を見ていると出生欄に「○年○月2月晦日」などと記載されていることがあります。2月晦日と書かれている場合は、その年が閏年なのかそうでないのかを調べる必要があります。
「晦日」の意味は月末ということですから、2月の月末は28日か29日のいずれかになります。当事務所では、家系図には「2月晦日」とは書かずに日にちで書いているため、それを調べることになります。
当然、うるう年に当たるときは「○年2月29日出生」と、そうでない平年は「○年2月28日出生」と書くことになります。

ところで、うるう年は必ず4年に1度巡ってくるわけではないことをご存知ですか。地球が太陽の周りを1周する公転周期は365.242195日(余談ですが小数点以下はマラソンの42.195kmに似ていますね)です。この端数を処理するためうるう年があるわけですが、それでもぴったりと割り切れないために例外があるのです。
それは次のとおりです。
@ 西暦年数が4で割り切れる年→原則として「うるう年」
A 上記例外として西暦年数が100で割り切れる年→「平年」
B 更なる例外として西暦年数が400で割り切れる年→「うるう年」

一番近いうるう年でない年は、1900年と2100年です。2000年は、上記Bの更なる例外の年のため、うるう年でした。
1900年(明治33年)は4で割り切れる年ですから原則ではうるう年で2月は29日ということなのですが、100でも割り切れる例外の年に当たります。そのため戸籍に「明治33年2月晦日出生」と書いてあったら、家系図には「明治33年2月28日出生」と書く必要があるわけです。
1800年(寛政12年)も平年ですから注意する必要があります。ただ、私が今まで見た戸籍に書かれている一番古い生年の記録は1802年(享和2年)でしたから、1800年生れとなるとめったにお目にかかることはなさそうです。


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