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2014年07月23日 [暮らし]

なたねづゆ

昨日、関東地方の梅雨が明けました。梅雨というと雨が続き、じめじめしてあまり良いイメージはないのでしょうか。都会に住む人は、いつでも新鮮な野菜や果物が近くのスーパーで買えるので、一般的には「梅雨」=「雨」=「蒸し暑くてべとべと」という発想になるのかもしれません。でも農家の人たちに対して「梅雨はべとべとして嫌ですね」などという挨拶はできないですね。言うまでもなく梅雨に雨が少なかったら作物は育たず大変なことになってしまいますから。もしかすると、農家が多い場所での梅雨の挨拶は、「いい雨が続きますね」というのかもしれません。何事もTPOということでしょうか。

日本は四季がはっきりしています。それぞれの季節にはそれぞれの趣きがあります。季節の移り変わりを、立春・啓蟄・春分・処暑・霜降・小雪などと二十四節季で表したり、七草・桃の節句・菖蒲の節句・七夕・菊の節句などと五節句で表したり、月を睦月・如月・弥生などと表現したり、昔の日本人の感性の奥深さを感じます。
梅雨でも冬から春にかけて雨が続くと「なたねづゆ」とか「たけのこづゆ」と言ったりします。ちょうど菜の花が種を付けたり、たけのこが出てくる季節だからのようです。
「この雨は、なたねづゆだね」なんて言ってみるのも、乙なものではないでしょうか。


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