
2016年01月17日 [家系図]
家系図雑感
このところ寒波の影響でようやく冬らしい気候になってきましたが、今年は暖冬ということで、キャベツ、白菜などの野菜が平年に比べて1割から3割安い状況が続いているそうです。
消費者としてはありがたい話ですが、農家では出荷すると赤字になってしまうため一部廃棄せざるを得ないとのことで複雑な心境です。
ところで、先日、家系図作成のため戸籍を整理していたところ寛政9年(1797)生れの記録がありました。当事務所では1700年代の誕生の記録を見るのは初めてです。今までに見た一番古い出生の記録が享和2年(1802)で、それ以上の古い記録が出てくるのを楽しみにしていたこともあり感動的でした。
古い家系の記録と言えば、日本最古の記録は昭和43年(1968)に稲荷山古墳(埼玉県行田市)で発掘された鉄剣に刻まれた銘文です。5世紀、鉄剣の持ち主が自分の先祖を8代にわたって文章で記したもので「文章系譜」といわれるものです。ただ研究によると父子関係にあるとは言えない地位継承を記録したものではないかと言われています。その点では、現在、作っている家系図も血の繋がった血縁関係(自然血族)以外にも、養子縁組など(法定血族)で家系を継承していますので同じでしょう。ただ、現在作る家系図は、自然血族と法定血族についてはっきり区別して明記するのが一般的ですから、その違いはあります。
家系図というと父方男系をたどるのが伝統的なかたちです。昔、武家・公家にとっては由緒ある血統が重要であったため、その具体的なかたちとして「家」というしくみが存在しました。明治時代に入ってからは、家父長制を法制度上のかたちにしたのが戸籍制度でした。その後、昭和23年に改正された民法により家制度はなくなり、伝統的な父方男系をたどるもの以外にもいろいろな家系図が作られるようになりました。
当事務所でも伝統的といわれる父方男系の1系統のほかに2系統、4系統、全系統の原則4種類のパターンがあります。それら依頼の割合は同じくらいでしょうか。
中には、母方の女系を遡ってほしいというものや、家系図は自分で作ってみたいので戸籍だけ取り寄せてもらいたいという方もいます。また、戸籍を集めたけど読めない文字があるので家系図にしてほしいということで沢山の戸籍を送ってこられる方もいます。
十人十色、家系図作りのパターンもいろいろです。
消費者としてはありがたい話ですが、農家では出荷すると赤字になってしまうため一部廃棄せざるを得ないとのことで複雑な心境です。
ところで、先日、家系図作成のため戸籍を整理していたところ寛政9年(1797)生れの記録がありました。当事務所では1700年代の誕生の記録を見るのは初めてです。今までに見た一番古い出生の記録が享和2年(1802)で、それ以上の古い記録が出てくるのを楽しみにしていたこともあり感動的でした。
古い家系の記録と言えば、日本最古の記録は昭和43年(1968)に稲荷山古墳(埼玉県行田市)で発掘された鉄剣に刻まれた銘文です。5世紀、鉄剣の持ち主が自分の先祖を8代にわたって文章で記したもので「文章系譜」といわれるものです。ただ研究によると父子関係にあるとは言えない地位継承を記録したものではないかと言われています。その点では、現在、作っている家系図も血の繋がった血縁関係(自然血族)以外にも、養子縁組など(法定血族)で家系を継承していますので同じでしょう。ただ、現在作る家系図は、自然血族と法定血族についてはっきり区別して明記するのが一般的ですから、その違いはあります。
家系図というと父方男系をたどるのが伝統的なかたちです。昔、武家・公家にとっては由緒ある血統が重要であったため、その具体的なかたちとして「家」というしくみが存在しました。明治時代に入ってからは、家父長制を法制度上のかたちにしたのが戸籍制度でした。その後、昭和23年に改正された民法により家制度はなくなり、伝統的な父方男系をたどるもの以外にもいろいろな家系図が作られるようになりました。
当事務所でも伝統的といわれる父方男系の1系統のほかに2系統、4系統、全系統の原則4種類のパターンがあります。それら依頼の割合は同じくらいでしょうか。
中には、母方の女系を遡ってほしいというものや、家系図は自分で作ってみたいので戸籍だけ取り寄せてもらいたいという方もいます。また、戸籍を集めたけど読めない文字があるので家系図にしてほしいということで沢山の戸籍を送ってこられる方もいます。
十人十色、家系図作りのパターンもいろいろです。