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2016年04月23日 [家系図]

家系図雑感(数え年)

当事務所では、戸籍を収集してその情報をもとに家系図を作成していますが、しばしば戸籍で死亡年月日について判明しないことがあります。そのようなとき、依頼者から位牌や墓石等に書かれている死亡年月日と享年を教えていただき、それを家系図に享年として記載することがあります。
ただ、教えていただいた死亡年月日を計算すると満年齢と1歳か2歳違うことがあります。その理由はお分かりと思いますが数え年と満年齢との計算方法の違いによるものです。ちなみに当事務所で作成する家系図は原則として満年齢を使っています。

日本では昔から数え年が使われていましたが、明治35年に「年齢計算ニ関スル法律」が施行され満年齢を使うことになりました。しかし、長年の習慣で使い勝手のよい数え年の方が重宝されました。数え年は誕生したら既に1歳で、その後、正月を迎えるごとに1歳ずつ年をとります。1月1日に一斉に加齢するのですから、年齢計算は簡単です。昔は子だくさんの傾向がありましたから、一人ひとり日付で年齢を把握するのは大変だったのかもしれません。その後、昭和24年に「年齢のとなえ方に関する法律」が施行され、公共機関に対しては満年齢の使用を義務付けて現在に至ります。

数え年は、仏教の考え方によるものです。
子どもが母親の胎内に宿ったときが命の始まりですから、生れたときは1歳となります。その後、元旦に年神様をお迎えして、一つずつ年をいただき2歳となります。例えば誕生日が12月31日の場合、その日が1歳で翌日の1月1日(元旦)には2歳になります。
子どもが胎内にいるときから人の命として尊ばれ、人は元旦に一様に年をいただくという考え方です。

現在では満年齢が浸透していますが、冠婚葬祭時等、特に仏教的行事では今でも数え年が使用されています。仏教では墓石や位牌等に記載する享年は数え年が一般的のようです。
ただ、長寿祝いや七五三などは、数え年でも満年齢のどちらでもいいとのことですが。

以前、当事務所で家系図を作る際、戸籍で分からなかった死亡年月日について依頼者から位牌に書かれている死亡日と享年を教えていただいたことがあります。教えていただいた享年を計算すると数え年になっていたため、その旨伝えると、親戚から教えてもらったものなので変えるわけにはいかないからそのまま作ってほしいと言われたことがありました。数え年は日本の伝統文化ともいえる深い意味があります。満年齢に慣れた私たちには使いにくい面もありますが、今後も日本の文化として大切にしていかなければならないと思います。


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