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2017年10月31日 [家系図]

襲名

このところ台風が立て続けに日本列島を縦断したこともあり、すぐれない天候が続きました。今月の土日などの休日は全て雨になってしまいました。天気予報によるとやっと今度の土日は晴れになりそうです。もう11月になります。紅葉のきれいな季節です。1か月ぶりにどこか出かけようかと思っています。

先日、家系図を作るため戸籍を見ていたところ、寛政10年に誕生した方の記録を見つけました。寛政10年というと1798年です。18世紀に誕生した戸籍の記録は当事務所では初めてのことです。このように、より古い記録との出会いも家系図作りの楽しみの一つです。

南天
今日は襲名についてです。
襲名といえば、歌舞伎や落語などで名を継ぐことを想像する方が多いと思います。
しかし、戦前くらいまでは一般の家での襲名も多くみられます。2代、3代、戸主が同じ名前というのは珍しいことではありません。
戸籍調査では江戸時代後期くらいまでに誕生した記録が限界ですから、実際は、もっと前から襲名が続いているのかもしれません。

現代人の感覚からいうと親子が同じ名前というのは不便のように思います。
では、なぜ名を継ぐのでしょうか。歌舞伎や落語などは伝統的な名跡の襲名により代替わりが行われますが、一般の家については個人を特定するためというのが理由の一つに考えられます。
江戸時代は武士などの特権階級を除いて一般の人は公に名字を名乗ることはできませんでした。現代では名字と名前を組み合わせにより個人を特定することができますが、名前だけだと特定が困難になります。
そのため代々名前を同じにすることにより特定するのです。
例えば、代々「右衛門」を名乗っているのはあの家だということになるわけです。


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