ビジネスブログ | 家系図作成 33000円から ”先祖の歴史を後世に伝えたい”

家系図作成紀行
お問い合わせ
家系図作成
2020年05月10日 [家系図]

古い戸籍

初めてご先祖の家系図を作成しようとしている人にとって多大な力を発揮してくれるのは、全国の自治体に保管されている古い戸籍です。
戸籍に記載されている人が全員、死亡、分家、転籍、婚姻等でいなくなった場合、除籍扱いとなりますが、この抜け殻となった戸籍(除籍簿)も役所には保存されています。
古い戸籍

したがって、自分の現在の戸籍から始まって、親、祖父、曽祖父、高祖父・・・と除籍謄本を取得すれば大分古い情報の記載されている謄本を取得することが出来ます。
ただ、2010年(H22)まで除籍簿の祖存期間は80年(現在は150年)となっていましたので、これを保管している役所によって、その対応が異なります。保管については80年間その義務があるのですが、期間を過ぎたら廃棄しなければならないわけではないからです。廃棄してしまっている役所もあれば、廃棄しないでそのまま保管し続けていてくれる役所もあるのです。

私は、今までに家系図作成等の目的で少なくとも1000以上の自治体に戸籍請求をしています。以前はどこまで古い戸籍が届いたかについて記録はしていなかったのですが、5年前くらいから届いた役所別に届いた戸籍の様式について記録を付け始めてみました。数えてみたら自治体の数は730でした。その結果、9割方の役所では、保存期間を過ぎてもそのまま保管し続けていることが分かりました。これは戸籍調査の貴重なデータになります。
現在取得できる一番古い様式の戸籍は「明治19年式」です。9割方の役所では廃棄しないで残していてくれているのです。

ただ、残念ながら大都市圏は廃棄している可能性が高くなります。人口が多く管理上の問題があるのでしょうか。東京、大阪、名古屋、京都、神戸、福岡などです。したがって9割方の自治体が残していてくれていたとしても大都市圏と地方の市町村とは人口比率が大幅に違いますので、全体としたら3割以上は廃棄されているのかもしれません。
特に大都市圏のほとんどは戦争当時、空襲を受けていますので、さらに古い戸籍の保管されている可能性は低くなります・・が、古い戸籍の保管はゼロということでもないのです。東京23区でも、ときどき一番古い明治19年式戸籍が届くこともあります。したがって、ご先祖が江戸時代から現在の大都市圏に住んでいたことが分かっていたとしてもあきらめず請求してみることです。
地方にご先祖が住まれていた場合は、それなりの期待ができると思われます。


  • 「お問い合わせ」「資料請求」はこちらから(SSL通信)
  • お問い合わせ
  • 資料請求

PageTop