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2014年12月31日 [家系図]

名字(苗字)の雑学

「名字」は、もう一つ「苗字」という漢字も使いますが、現在ではどちらも同じ意味に使われていますから、どちらを用いても間違いではありません。歴史的には、二つの言葉は使い分けられていたのですが、ここでは、「名字」に統一します。

源頼朝が鎌倉幕府を開いたとき、幕府は御家人の全てに名字と家紋を届けることを義務付け、名字を持つ者と持たないものを区別しました。
室町時代になると、名字の習慣は庶民の間まで広がりました。それまで武士が支配していた領地で農業を営むために豪農といわれる地主が現れました。武士は、領地での農業を豪農に同じ名字を与えて管理しました。
江戸時代になると庶民は幕府の政策により名字を名乗ることが禁止されました。しかし、庶民は、以前から使っていた名字をひっそりと子孫へ伝えていたようです。
明治時代になって、明治政府は、農民や町人に名字を使うことを義務化し、戸籍を作りました。そのときに先祖代々伝えられてきた名字を晴れて戸籍に届け出ました。
今は、普通に使っている名字であっても、ここに至るまでには権力に関わる永い歴史があるのです。

今日は、大晦日です。今年は、世の中では色々な出来事がありましたが、私個人としては、大過なく過ごすことができました。
また、来年もよろしくお願いいたします。


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